2022年4月から国の積極的勧奨が再開され、接種を勧めている子宮頸がん予防のHPVワクチンですが、
2023年4月から、9価のワクチンで定期接種できるようになりました。より効果の高いワクチンです。この9価のワクチンの場合、14歳のうちに1回目の接種を開始した場合、6か月あけて2回の接種で効果が期待できます。約90%がんを予防する効果があるといわれています。15歳以上で開始した方は3回の接種が必要です。
HPV(ヒトパピローマウイルス)は皮膚や粘膜に感染するごくありふれたウィルスで、ほとんどの人が生涯のうちに一度は感染するといわれています。
主に性的接触により感染しますが子宮頸がん以外にも、咽頭がん、肛門がんなど男性もかかるがんの原因となり、また良性の腫瘍である尖圭コンジローマといって性器や肛門周辺にできるいぼの原因でもあります。海外では多くの国で男性にもこのワクチンは接種されています。わが国でも男性へのこの9価のワクチンでの接種が認められていますが、まだ定期接種ではありませんので、自費での接種となります。自治体によっては男子への接種の補助をしているところもあります。(豊橋市、豊川市、みよし市などです)
子宮頸がんは女性の子宮の入り口にできる「がん」で日本では20~40代の女性を中心に毎年1万人が新たに子宮頸がんと診断され、年間約3000人が亡くなっています。また、子宮頸がん患者の9割近くで子宮摘出のなどの手術や抗がん剤治療が必要になり、子どもを産むことができなくなる方も少なくありません。
子宮頸がんの95%以上がヒトパピローマウイルス(HPV)の感染によるもので、17歳未満でHPVワクチンを接種すると子宮頸がんの88%を防ぐことが報告されています。
接種した人も20歳を過ぎたら子宮頸がん検診を受けましょう。日本の子宮頸がんの検診率は40%程度です。
一宮市では20歳以上の方は市内の医療機関で1000円で子宮がん検診を受けることができます。

