HPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)接種:高校1年から27歳までの女性の接種は3月までに1回接種すれば1年延長できます
2022年4月から国の積極的勧奨が再開され、接種を勧めている子宮頸がん予防のHPVワクチンですが、
2023年4月から、9価のワクチンも公費で定期接種できるようになりました。より効果の高いワクチンです。また、この9価のワクチンの場合、14歳のうちに1回目の接種を開始した場合、6か月あけて2回の接種で効果が期待できます。15歳以上の方は3回接種が必要です。
キャッチアップ接種の方(平成9年1997年度生まれ~平成19年度2007年生まれの女性)にも、9価ワクチンが接種できます。ワクチンはより若いうちに接種したほうが効果は大きいですが、年齢が高くても、性交渉の経験のある方でも効果はあります。
キャッチアップ接種は本年度(令和6年度)までで(令和7年3月まで)終了となっていましたが、昨年11月に厚生労働省はキャッチアップ接種の期間延長を発表しました。1997年度から2007年度生まれの女子と2008年度生まれの現在高校1年生の女子は、HPVワクチン接種の1回または2回を本年3月末までに接種していれば、残りの接種を来年度令和7年度まで(令和8年3月31日まで)延長できます。3月までの1回以上の接種が必要です。